# すぐに試せるセキュリティ対策チェックリスト
**今日からあなたのパソコンを守る3つの行動:**
1. **BIOS設定を確認する**(※1)
– パソコンの起動時にF2キーやDeleteキーを押し、セキュアブート機能を有効にしてください
– 手順は機種により異なるため、メーカーのサポートサイトで確認することをお勧めします
2. **WindowsセキュリティでTPMを確認**
– 「Windowsセキュリティ」→「デバイスセキュリティ」で「セキュリティプロセッサの詳細」をクリック
– TPM(※2)が正常に動作しているか確認できます
3. **自動更新を有効にする**
– Windows Update機能をオンにし、セキュリティ対策の最新版を常に実行してください
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ポイント1:セキュアブートが守る「起動時のセキュリティ対策」
セキュアブートとは、パソコンが起動する際に、正規のソフトウェアのみが読み込まれるようにする仕組みです。簡単に言えば、パソコンの「玄関番」の役割を果たします。
悪意あるプログラムの中には、パソコン起動時に侵入する「ブートキット」(※3)というものがあります。これはウイルス対策ソフトよりも深い位置に隠れるため、通常のセキュリティ対策では検出しづらいのが特徴です。セキュアブートを有効にすることで、このような危険なプログラムの侵入をハードウェアレベルで防ぐことができます。
**実際の効果:** セキュリティ対策として、起動時点で不正なプログラムをブロックするため、パソコン全体の保護レベルが飛躍的に向上します。特にビジネス用途で重要なデータを扱う場合、この対策は必須と言えるでしょう。
WindowsやMacのパソコンの多くは、デフォルト(※4)でセキュアブートが有効になっていますが、古いパソコンや自作機では無効になっていることがあります。設定を確認し、有効になっていなければ今すぐ有効化することをお勧めします。
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ポイント2:TPMが実現する「暗号化キーの安全な保管」
TPM(Trusted Platform Module)は、パソコン内に組み込まれた小さなセキュリティチップです。このチップは、非常に重要な暗号化キー(※5)を安全に保管する役割を担っています。
イメージとしては、銀行の金庫室のようなものです。大切な情報を鍵をかけて保管し、許可された者だけがアクセスできるようにします。TPMがあれば、ハードディスクを取り外されたり、他のパソコンに接続されたりしても、保護されたデータにアクセスすることはできません。
**セキュリティ対策の具体例:** Windows 11には「BitLocker」という機能があり、TPMと連携してパソコン全体のデータを暗号化します。この組み合わせにより、盗難や不正アクセスに対する強力な防御が実現します。ノートパソコンを持ち運ぶ方や、機密情報を扱う仕事をしている方にとって、これは極めて重要なセキュリティ対策です。
TPMの動作状況は、Windowsの設定画面から簡単に確認できます。正常に動作していることを確認するだけでも、心理的な安心感につながりますし、問題があれば早期に発見・対応することができます。
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ポイント3:継続的なセキュリティ対策としての「更新とモニタリング」
セキュアブートとTPMが揃っていても、セキュリティ対策は一度きりではありません。むしろ、継続的なメンテナンスが最も重要です。
サイバー攻撃の手口は日々進化しており、新しい脆弱性(※6)が次々と発見されます。そのため、OSやファームウェア(※7)を常に最新の状態に保つことが不可欠です。Windowsアップデートを自動実行に設定し、新しいセキュリティ対策が提供されたら速やかに適用しましょう。
**実践的なアドバイス:** 月1回程度、パソコンの設定画面でセキュアブートとTPMの状態を確認する習慣をつけることをお勧めします。特に大型アップデートの後は、これらの機能が正常に動作しているか確認する価値があります。
また、セキュリティ対策の効果を高めるには、複数の対策を組み合わせることが大切です。セキュアブートとTPMだけでなく、ウイルス対策ソフトの導入、強力なパスワード設定、定期的なバックアップなど、多層防御のアプローチを取ることで、初めて真の安心が得られるのです。
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セキュリティ対策は難しく感じるかもしれませんが、まずはこのチェックリストの3つを実行することから始めてください。ハードウェアレベルのセキュリティ対策がしっかりしていれば、あなたのデジタル資産は大幅に守られます。





