初心者でもすぐに試せる！Excelの便利なテクニック
1. オートフィル機能：セルの右下にある小さな四角（フィルハンドル）をドラッグすると、連続したデータや数式を簡単に入力できます。
2. ショートカットキー：Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付け、Ctrl+Zで元に戻すなど、よく使う操作をキーボードだけで素早く行えます。
3. フィルター機能：データの並び替えや絞り込みが簡単にできます。表の見出し行を選択し、「データ」タブの「フィルター」をクリックするだけです。
Excel初心者の味方！基本関数を使いこなそう
Excel初心者の皆さん、関数を使うと複雑な計算も簡単にできるんです。まずは基本的な関数から始めましょう。
1. SUM関数：合計を求める
SUM関数は、指定した範囲のセルの合計を計算します。例えば、A1からA10までの数値を合計したい場合は、次のように入力します：
=SUM(A1:A10)
これだけで、10個のセルの合計が一瞬で計算できます。手作業で足し算をする必要はありません！
2. AVERAGE関数：平均を求める
AVERAGE関数を使えば、指定した範囲のセルの平均値を簡単に計算できます。使い方はSUM関数とほぼ同じです：
=AVERAGE(B1:B10)
これで、B1からB10までのセルの平均値が計算されます。成績の平均点や、売上の平均額など、様々な場面で活用できますね。
3. IF関数：条件分岐を行う
IF関数は、条件に応じて異なる結果を返す関数です。例えば、テストの点数が60点以上なら「合格」、そうでなければ「不合格」と表示したい場合：
=IF(C1>=60,”合格”,”不合格”)
このように使います。C1セルの値が60以上なら「合格」、59以下なら「不合格」と表示されます。
これらの関数を使いこなせるようになれば、Excel作業の効率が格段に上がります。最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に使ってみると意外と簡単です。Excel初心者の方も、ぜひチャレンジしてみてください！
中級者向け：複合関数で作業を効率化
基本関数を習得したら、次は複数の関数を組み合わせた複合関数に挑戦しましょう。これにより、より複雑な条件での計算や処理が可能になります。
1. VLOOKUP関数と IF関数の組み合わせ
VLOOKUP関数（縦方向に検索して値を取得する関数）とIF関数を組み合わせると、条件に応じて異なる検索結果を返すことができます。例えば：
=IF(D1>100,VLOOKUP(D1,A1:B10,2,FALSE),”該当なし”)
この式は、D1セルの値が100より大きい場合にVLOOKUP関数で検索を行い、100以下の場合は「該当なし」と表示します。
2. INDEX関数と MATCH関数の組み合わせ
INDEX関数（指定した範囲から特定の値を取り出す関数）とMATCH関数（指定した値の位置を返す関数）を組み合わせると、VLOOKUP関数より柔軟な検索が可能になります：
=INDEX(B1:B10,MATCH(D1,A1:A10,0))
この式は、A列で D1セルの値と一致する行を探し、その行のB列の値を返します。VLOOKUP関数と違い、検索列が左端である必要がないため、より自由度の高い検索が可能です。
3. SUMIFS関数：複数条件での合計
SUMIFS関数を使えば、複数の条件に合致するセルの合計を求めることができます：
=SUMIFS(C1:C10,A1:A10,”東京”,B1:B10,”>100″)
この式は、A列が「東京」で、かつB列の値が100より大きい行のC列の値を合計します。複数の条件を設定できるため、より詳細な分析が可能になります。
これらの複合関数や高度な関数を使いこなせるようになれば、Excel作業の幅が大きく広がります。最初は複雑に見えるかもしれませんが、一つずつ理解していけば、必ず使いこなせるようになります。Excel初心者から脱却し、中級者を目指す皆さん、ぜひチャレンジしてみてください！
