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Excel中級者必見!DBSUM・DAVERAGE関数で複合条件分析と自動化を完全マスター

# Excel中級者のためのDBSUM、DAVERAGE関数実践ガイド

## 中級者向け即実践テクニック

まずは、すぐに試せる具体的な関数活用法をご紹介します。以下のコードをコピーして、お手持ちのExcelに貼り付けてください。

**DBSUM関数の基本形:**
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=DBSUM(データベース範囲, 対象列番号, 条件範囲)
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**実例:売上データから特定営業所の合計を抽出**
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=DBSUM(A1:D100, 3, F1:F2)
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**DAVERAGE関数の基本形:**
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=DAVERAGE(データベース範囲, 対象列番号, 条件範囲)
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このシンプルな組み合わせだけで、複雑なデータ分析が劇的に効率化します。

## ポイント1:DBSUM関数で条件付き合計を自由自在に操る

Excel関数の中でも、データベース関連の関数※1は「使いにくい」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし実際には、DBSUM関数はむしろ非常に強力で柔軟な機能を備えています。

DBSUM関数の最大の魅力は、複数の条件を同時に適用できる点です。通常のSUM関数では実現できない「営業所がA支店で、かつ担当者が山田太郎で、かつ売上が100万円以上」といった複合条件での集計も、わずか一行で実現できます。

実務では、月次の営業成績集計や部門別の経費分析など、複数の切り口でデータを分析する場面は日常茶飯事です。そのたびにフィルター機能やピボットテーブルを使っていたという方も、DBSUM関数を習得すれば、手作業の時間を大幅に削減できます。

重要なポイントとして、条件範囲を正確に設定することが成功の鍵になります。条件の見出しと実際のデータ値を、正確に対応させることを忘れずに。

## ポイント2:DAVERAGE関数で平均値分析を効率化する理由

DAVERAGE関数は、条件を指定した平均値を計算するExcel関数です。営業成績の平均、製造コストの平均、顧客満足度の平均など、あらゆる業務で活躍します。

中級者が陥りやすい落とし穴として「全体平均ではなく、グループ別平均が必要」という場面があります。従来の方法では、グループごとにフィルタリングして個別に計算していたのではないでしょうか。DAVERAGE関数なら、その手間を完全に排除できます。

特に営業分析において威力を発揮します。全営業所の平均売上ではなく、地域別・商品別の平均を一度に把握できれば、経営判断の質が格段に向上します。

## ポイント3:DBSUM・DAVERAGE関数を組み合わせた業務自動化

真の効率化は、複数の関数を組み合わせることで実現します。DBSUM関数で合計を出し、DAVERAGE関数で平均を出し、その比較分析を行うといったシナリオです。

例えば「新商品の売上は全体平均をどれだけ上回っているか」を自動判定するなら、以下のようなExcel関数の組み合わせが考えられます。

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=DBSUM(範囲, 列, 新商品条件) / DAVERAGE(範囲, 列, 全体条件)
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このアプローチにより、毎月のレポート作成が劇的に簡素化されます。また、数式を一度作成すれば、データが追加されるだけで自動的に新しい結果が反映される仕組みが完成します。

中級者こそが、このレベルの効率化を実現できる段階にあります。習得することで、さらに上級者へのステップアップも視野に入ってきます。

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