# 投資分析の極意!中級者向けPMT、FV関数活用テクニック
## すぐに試せる!PMT関数とFV関数の実践的な使い方
中級者が業務を効率化するために、今すぐ試せる具体的な関数活用法をご紹介します。
**PMT関数の基本形:** `=PMT(利率, 期間, 現在価値, 将来価値, 支払時期)`
例えば、月利0.5%で120ヶ月のローンを組み、現在価値1,000万円の場合、毎月の返済額を計算するなら:
`=PMT(0.5%, 120, -10000000)` で約111,100円と即座に算出できます。
**FV関数の基本形:** `=FV(利率, 期間, 定期支払額, 現在価値, 支払時期)`
月利0.5%で120ヶ月、毎月50,000円を積立てた場合の将来価値は:
`=FV(0.5%, 120, -50000)` で約6,800万円となります。
これらのExcel 関数を組み合わせることで、複雑な投資シミュレーションが数秒で完成します。
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## ポイント1:PMT関数で投資ローン計画の意思決定を加速化
投資分析では、融資を受けて物件や事業を購入する場合が多くあります。ここでPMT関数が威力を発揮します。
PMT関数は、借入金を一定期間で均等返済する場合の毎月返済額を自動計算します。金融機関から提示された金利と返済期間を入力するだけで、手計算や複雑な公式に頼ることなく正確な数字が得られるのです。
実務的には、複数のローン条件を比較検討する場面で特に有効です。A銀行は金利3%で25年、B銀行は金利2.8%で20年といった異なる条件を、一度に比較表で整理できます。PMT関数で各条件の毎月返済額を算出し、総返済額を計算すれば、どちらが有利か一目瞭然です。
また、Excel 関数の特性を活かして、利率スライダーを設定すれば、「金利が0.1%上がったらいくら増えるか」という感度分析※も瞬時に行えます。
※感度分析とは、特定の変数が変わった場合に結果がどう変わるかを分析する手法です。
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## ポイント2:FV関数で長期資産形成シミュレーションを可視化
投資家にとって「将来いくら貯まるのか」という問題は最大の関心事です。FV関数はまさにこのニーズに応えます。
定期的な積立投資の複利効果※を正確に計算できるのがFV関数の強みです。例えば、毎月10万円を年利3%で30年間積み立てた場合の最終額を、手計算なしで一瞬で求められます。
さらに活用を進めると、複数のシナリオ比較が可能になります。「毎月10万円で30年」「毎月15万円で25年」「毎月12万円で28年」といった異なる積立パターンを一度に検証し、同じ目標資産額に到達するための最適な戦略を見つけられるのです。
中級者こそ、このシナリオ機能※を駆使することで、依頼者や上司への説得力ある提案資料が作成できます。単なる数字だけでなく、複数の選択肢を示すことで、意思決定の質が劇的に向上します。
※複利効果とは、利息が利息を生む効果です。
※シナリオ機能とは、異なる条件で複数の計算結果を管理する機能です。
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## ポイント3:PMT関数とFV関数の融合で投資ROI分析を完成させる
最終的な段階として、PMT関数とFV関数を同一シート内で組み合わせることで、真の投資分析が実現します。
例えば、不動産投資を想定しましょう。購入価格1億円、20年ローン、金利2.5%の場合、PMT関数で月々の返済額を算出します。同時に、毎月の家賃収入がFV関数で20年後いくらになるかを計算。その差分が純利益となり、ROI(投資利益率)※が算出されます。
さらに応用すれば、複数の投資物件を一度に比較検討するマトリックスを構築できます。Excel 関数の参照機能を活かし、基本データを変えるだけで全体の計算が自動更新される仕組みを作ることで、手間をかけずに徹底的な比較分析が実現するのです。
中級者にとって重要なのは、「ツールとしてのExcelをいかに使いこなすか」です。単独の関数ではなく、複数のExcel 関数を統合的に活用する思考が、業務の効率化と分析精度の向上をもたらします。
※ROIとは、投資した資金に対する利益の割合です。





