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Excel中級者必見!5つの文字列操作テクニックで業務効率を劇的アップ

Excel中級者が知っておくべき文字列操作関数の高度なテクニック

Excelを使いこなしてもっと楽をしたい、業務を効率化したい人がすぐに試すことができる具体的な関数とその活用法をご紹介します。

1. LEFT、MID、RIGHT関数の組み合わせ技

Excel関数の中でも、文字列操作の基本となるLEFT、MID、RIGHT関数。これらを組み合わせることで、複雑な文字列の抽出が可能になります。

例えば、「ABC-123-XYZ」という文字列から、中央の数字部分だけを取り出したい場合を考えてみましょう。

=MID(A1,FIND(“-“,A1)+1,FIND(“-“,A1,FIND(“-“,A1)+1)-FIND(“-“,A1)-1)

この数式では、まずFIND関数で最初のハイフンの位置を特定し、そこから1文字進めた位置から抽出を開始します。次に、2番目のハイフンの位置を見つけ、その手前まで抽出するという仕組みです。

このテクニックを使えば、固定長でない文字列からも必要な部分だけを簡単に抽出できます。

2. SUBSTITUTE関数の活用

SUBSTITUTE関数は、文字列内の特定の文字や文字列を別の文字列に置換する関数です。これを使いこなすことで、データのクリーニングや整形が格段に楽になります。

例えば、電話番号のフォーマットを統一したい場合を考えてみましょう。

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,”-“,””),”)”,””),”(“,””)

この数式では、SUBSTITUTEを3回使用しています。まずハイフンを削除し、次に閉じ括弧、最後に開き括弧を削除しています。これにより、「(03)1234-5678」も「03-1234-5678」も「0312345678」という統一されたフォーマットに変換できます。

SUBSTITUTE関数は、このように複数回使用することで、複雑な文字列の整形も可能になります。

3. TEXTJOIN関数の活用

TEXTJOIN関数は、Excel 2019以降で使用可能になった比較的新しい関数です。複数のセルの内容を1つの文字列にまとめる際に非常に便利です。

例えば、A1:A5セルに分かれて入力されている住所を、1つのセルにまとめたい場合を考えてみましょう。

=TEXTJOIN(” “,TRUE,A1:A5)

この数式では、TEXTJOINの第一引数に区切り文字(ここではスペース)、第二引数に空白セルを無視するかどうか(TRUEで無視)、第三引数に結合したいセル範囲を指定しています。

これにより、空白セルを自動的に無視しながら、複数のセルの内容を1つの文字列にまとめることができます。

以上の3つのテクニックは、Excel中級者が次のステップに進むための重要なスキルです。これらの関数を組み合わせて使いこなすことで、複雑な文字列操作も簡単に行えるようになります。日々の業務の中で、こうしたExcel関数を活用することで、作業効率が大幅に向上するでしょう。ぜひ、実際のデータで試してみてください。

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