Excel中級者が知る！複雑な条件分岐の究極テクニック
Excelを使いこなしてもっと楽をしたい、業務を効率化したい人がすぐに試すことができる具体的な関数とその活用法を示します。
複雑な条件分岐を効率的に処理するためには、VLOOKUP関数とINDEX-MATCH関数の組み合わせが非常に強力です。例えば、以下のような使い方があります：
=INDEX(データ範囲, MATCH(1, (条件1)*(条件2)*(条件3), 0), 列番号)
この関数の組み合わせを使うことで、複数の条件を満たす値を素早く検索することができます。
1. ネストされたIF関数の活用
複雑な条件分岐を扱う際、ネストされたIF関数は非常に便利です。ただし、過度に複雑にならないよう注意が必要です。例えば：
=IF(A1>10, “高”, IF(A1>5, “中”, “低”))
このような形で、複数の条件を順次チェックしていくことができます。ただし、条件が増えると関数が読みにくくなるため、5つ以上の条件がある場合は別の方法を検討しましょう。
2. CHOOSE関数の活用
CHOOSE関数は、複数の選択肢から特定の値を選ぶのに適しています。例えば：
=CHOOSE(WEEKDAY(A1), “月”, “火”, “水”, “木”, “金”, “土”, “日”)
この関数を使えば、日付から曜日を簡単に取得できます。CHOOSE関数は、IF関数の代替として使用することで、より簡潔なformula（数式）を作成できることがあります。
3. SWITCH関数の活用
Excel 2016以降で使用可能なSWITCH関数は、複数の条件分岐を扱う際に非常に便利です。以下は使用例です：
=SWITCH(A1, 1, “一”, 2, “二”, 3, “三”, “その他”)
この関数を使うと、多数の条件分岐を簡潔に記述できます。IF関数の入れ子構造よりも読みやすく、メンテナンスも容易です。
これらのExcel 関数を適切に組み合わせることで、複雑な条件分岐を効率的に処理できます。ただし、関数が複雑になりすぎる場合は、VBAマクロの使用を検討するのも一つの手段です。関数とマクロを上手く使い分けることで、より柔軟で効率的なExcelワークが可能になります。
